2019/03/25

事業承継ステップ

いつも鍵甚のブログ「シニアブリッジ」をご覧頂いてありがとうございます。
さて引き続いて事業承継ステップについて述べさせて頂きます。
事業承継ステップ

まず事業承継の準備とは
ここの所、中小企業経営者の高齢化が進展していると言われています。後継者難で自分の代で事業を終わらせようとしている事例が増加しています。平均寿命が延びている事や事業承継の遅れで社長在任期間の長期化が原因と考えられます。経営を引き継ぐための後継者の育成に必要な時間として10年前後はかかると考えている経営者が多いといわれています。
早い目に事業承継対策に取り組み後継者が十分に経営力を発揮できる様に現在の経営者が全面的にバックアップしていく事がとても重要です。

ステップ1 現状の把握
→企業概要の把握
①現状と将来の見込み
②キャッシュフロー
③知的資産など
→株主や親族関係の把握
個人資産の概要把握
①保有自社株式の現状
②個人名義の土地・建物の現状
③個人の負債・個人保証の現状など

ステップ2
承継方法や後継者の確定
①親族内に後継者候補がいるか
②社内に後継者候補がいるか
③後継者候補の能力・適正はどうか

ステップ3
事業承継計画の作成
・ 中長期の経営計画や事業承継の時期、具体的な対策を考えた事業承継計画表の作成など。
・法廷相続人及び相互の人間関係や株式保有状況の確認
・相続財産の特定や相続税額の試算と納税方法の検討など

このように中小企業事業者にとっては経営者の高齢化と後継者難は業績悪化や廃業に繋がる問題です。
自社の有する技術やノウハウなどの貴重な経営資源を喪失させないためにも後継者の確保はもちろんですが円滑な事業承継に向けて後継者の養成や資産・負債の引継ぎなど中長期にわたる準備に早くから計画的に取り組む事が求められます。

以上三つのステップを述べて来ましたがどれも大切な項目ですのでこれから事業承継を考えておられる中小企業経営者の方々のご参考にして頂ければと思っております。
次回又お会いしましょう。

※本サービスは新規事業提案制度から生まれたサービスで、

 継続は一定の期間をもって判断されます

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