いつも鍵甚のブログ「「シニアブリッジ」をご覧頂いて誠に有難うございます。
今日は事業承継の形 「M&A」について述べてみたいと思います。
第3の事業承継パターンとしてM&Aが有ります。簡単に申しますと自社の事業に関心の高い企業に買い取ってもらう事です。中小企業の場合は自社の株式を良い条件で譲渡するスキームです。M&Aというと一般的には敵対的買収のイメージが強いですが普通は友好的に進められるのが多いのも特徴です。買い手側企業は売り手側企業を吸収してその企業の知的資産や権利や技術力・ノウハウな活用して将来的には自社の成長に資することが大きな目的ですので売り手側企業の協力は必要ですね。逆に売り手企業側も相手を信頼できないと大切な自社の将来をゆだねる事は出来ません。このように「M&A」を成功させるにはお互いの信頼が重要になります。
現実には身売りという悪いイメージがついて回りますので中小企業ではあまり適用されていません事業承継案件の中では全体の約3%程度と低率です。
・次にM&Aに取りかかるときの注意点を述べて終わりたいと思います。
1.自社のみで行なうのは無理と思います。相手企業の選定や資産調査・財務調査などにかなりの労力が要るからです。ここは弁護士や公認会計士や税理士などの専門家の力がどうしても必要になります。
2.最近ではM&A仲介会社が条件に合ういい企業を仲介してくれるビジネスがかなり広く普及してきていますのでそちらを選ぶのも一つの方法です。
M&A仲介企業からの紹介企業については玉石混交です。親族や従業員ならば長年付き合いがあるので安心ですが相手が見えないのでしかも他人ですからより慎重に対応していく必要があります。自社で信頼のできる弁護士などと相談しながら進めるのがポイントです。
大切な自社の将来を託するのですから色んな角度から入念に進めていってほしいと思います。
本日はこの辺で失礼致します。
0 件のコメント:
コメントを投稿