4大メジャー大会の全豪オープン女子は大坂なおみ選手が見事優勝を成し遂げました。
大坂選手 本当におめでとうございます。
次は全仏オープン です。試合日程は5月23日の一回戦から6月6日の決勝戦まで約2週間の日程で行われます。会場はフランス・パリのスタッド・ローラン・ギャロスです。サーフェスは赤土のコートで赤土のコートといえば男子はラファエル・ナダルでしょう!2017年から2020年と現在4連勝中です。今年も最有力候補の一人です。
大坂なおみ選手はこれまで3回戦しか進めていませんが今年の戦いぶりでは決勝戦まで残れる気がしています。怪我から復帰の錦織選手はまずは1回戦突破を目標に1試合ずつ勝ち上がっていくことを願っています。
コロナ禍の中での開催に関係者のご苦労は大変なものがあると思いますが開催成功に向けて準備していただきたいと思っています。これまでの全仏オープンの記事を一部修正掲載しましたのでお読み頂ければ幸いです。
・はじめに
・全仏オープンルール
・全仏セット数
・全仏チャレンジ
・まとめ
全仏オープンルール
はじめに
今年も春から初夏にかけて気持ちのいい季節がやってきます。外での運動もしたいとか何かスポーツを始めてみたいとか身体を動かす気持ちが,グーンと高まってくるのが4月からです。さらに5月にかけてもっと急にスポーツをやりたいとかの衝動に駆られる事が多くなってきます。街の民間テニスクラブや公営のテニスクラブでも新入会員の募集がこの時期に多くなります。大学や高校でも新入部員の勧誘が構内で始まるのもこのタイミングですね。さて何となくテレビで日本人選手の話題も多くなってきてテニスを見る機会も増えてきてはいますがまだルールが良くわからない方や試合の勝ち負けについてもただテレビで見るだけの人も沢山おられると思いますので次章から我々が楽しむテニスルールとグランドスラム4大大会などのルールについて分かり易く述べさせていただきます。
全仏オープンルール
2021年5月23日から開催される全仏オープンを楽しむ前に私達一般の人が楽しむゲームルールとオフィシャルなグランドスラム4大大会との違いを理解していただきながら本番の全仏オープンを観て楽しんで頂けたらと思っています。
まずテニスの基本ルールからご説明致します。
テニスをするのはラケットとボールとシューズにテニスコートが必要です。それぞれの準備物の基準はまた日を改めて述べることにしてゲームについて簡単に言いますとテニスはネットを挟んでお互いのラケットでボールを相手コート内に打ち返すスポーツです。
大きくは1人対1人で戦うシングルス(男子と女子)と 2人対2人で戦うダブルス(男子と女子)と 男女ペアの2人対2人で行なわれるミックスダブルスがあります。この3種類が基本になっております。
いよいよゲーム開始です。ゲームはコート一番外側のラインを踏まずに相手コートのサービスコートエリア内に打ち込むサーブから始まります。サーブは2本使えます。
一本目をファーストサーブと呼び、二本目をセカンドサーブといいます。サーブが入らなければフォルト。二本目も入らなければダブルフォルトと呼び相手側のポイントになります。サーブ権は1ゲームごとに交互に行ないます。
次にそのサーブを打ち返す動作をレシーブと呼んでいます。レシーブしたボールがサーブ側に返球されてサーブ側コート内にある時はインでゲーム続行なのでサーブ側がそれをワンバウンドかノーバウンドで打ち返す動作をお互いに繰り返すことをラリーと呼び、私達一般では長くて3~4回で終わってしまいますがプロ選手同士ではラリーが20回~30回も続く場合があります
次にポイントについてお話いたします。
① ポイントはサーブ側かレシーブ側のどちらかが正しく返球出来なかった時に相手プレヤーのポイントとなります。
ポイントの数え方は
ポイント無し・・・ラブ(0)
1ポイントを・・・・フィフティーン(15)
2ポイントを・・・サーティ(30)
3ポイントを・・・フォーティ(40)
*4つ目のポイントを先に取ったほうが1ゲーム獲得です。
3ポイントと3ポイントをデュースと呼びデュースで先に一本取った方をアドバンテージと呼びます。サーブ側が先ならアドバンテージサーバー。レシーブ側が先ならアドバンテージレシバーとコールして最後のポイントを取った方がゲームを勝ち取ります。
例:
サーブ側 レシーブ側 コール
1ポイント 0ポイント フィフティーン・ラブ
2ポイント 0ポイント サーティ・ラブ
0ポイント 1ポイント サーティ・フィフティーン
3ポイント 0ポイント フォーティ・フィフティーン
4ポイント 0ポイント ゲーム
次にセットについては
② セット
1セットは6ゲームからなっています。対戦相手のどちらかが6ゲームを先取して1セットを獲得します。6ゲームを先に取るまでゲームは続きます。
例えばゲームカウント1-1や4-3や5-4と進んでいき6-4と先に6ゲーム取れば1セット勝ちです。実力が伯仲すると6-6となりタイブレークというゲーム短縮のための決着手段が取られる場合があります。
グランドスラムの一つ全米オープンのみこのタイブレーク制を導入しています。他のグランドスラムの全豪、ウインブルドン、全仏オープンではタイブレークを採用していないので2ゲーム差がつくまで戦いは続きます。
それから全仏オープンにはチャレンジという仕組みがありません。他のハードコートやグラス(天然芝)コートでは球足の速いボールではラインギリギリに落ちたボールを一瞬でインかアウトを判断するには難しいのでいろんな角度からカメラ映像を残していますので主審や線審の判定に不服がある場合に選手の権利として1セット3回までこのチャレンジ権行使が認められています。
私達の試合では1セットマッチ(6ゲーム先取)で決着するのが一般的です。ジャッジもセルフジャッジで疑わしいボール跡は相手有利に判断してお互いに気持ちよくゲームを楽しんでおります。グランドスラム4大大会では男子シングルスは5セットマッチの3セットを先に取った方の勝利です。女子シングルスは3セットマッチで2セット先取すれば勝利します。全仏オープンはどうでしょう。
全仏セット数
それでは全仏オープンは何セット取れば勝利するのか見ていきましょう。
2021年全仏オープン男子シングルスは3セット先取で勝利します。女子シングルスは2セット先取で勝利となります。
男子シングルスの場合はゲームが白熱すると最終セットの5セット目までフルに戦いますので3時間から4時間もお互いに打って拾ってと全力で走り回ります。
結論として男子シングルスは5セットマッチの3セット先取で勝利。女子シングルスは3セットマッチの2セット先取で勝利となります。
全仏チャレンジ
先程のルールの所でも述べましたが全仏オープンではチャレンジシステムは採用されておりません。
それは何故かと申しますと赤土のクレーコートですのでボールの落下跡がはっきりと残っているので主審が際どい場合に審判台から降りて確認出来るためです。それによって選手も観客も納得出来るからだといわれています。
まとめ
以上簡単な基本的ルールも含めて述べさせていただきましたが全仏オープンではチャレンジはありません。ボール跡が良くわかるクレーコートでの戦いですので選手からインかアウトかの抗議があった時に主審は審判台からコートに降りて小走りにボール跡の確認に行ってそこで正式なジャッジをするのを観るのも全仏オープンの楽しみ方の一つでもあります。
他の4大大会のハードコートやグラスコートでは高速サーブのボール跡は確認しづらいのでカメラ映像などの最新技術で判定をカバーしていると考えられます。この最新カメラはホークアイと呼ばれていますが4大大会でも全部のコートに装備されているのではないようです。コストとの関係も考えられます。
もう間もなく全仏オープンが開催されます。これまでの基本的なルールなどを思い出しながら観戦されるとまた違った内容の濃いテニスを楽しめると思います。
では全仏オープンへ
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