先週の2月19日(金)に けいはんな学研都市にある (公財)関西文化学術研究都市推進機構RDMM支援センター Clubけいはんな事務局が募集した「自動運転バス公道実証実験」の参加モニターに当選し試乗してきました。先週の月曜~金曜にコロナの感染防止策から参加者が4名ずつに分散して試乗体験しました。
・はじめに
・自動運転バスの特徴や構造説明
・自動運転の仕組み
・実証実験での運行
・後は健康プログラム体験
・まとめ
1.はじめに
まず指定のバス停に指定時刻に集合する。マスク着用・検温・手洗い消毒。
次に係員よりタブレットを渡され今日の予定内容確認とプログラムの同意書にチェックを 入れて個人情報などその他入力。
自動運転バスの画像
2.自動運転バスの特徴や構造説明この自動運転車両バスはフランスのNAVYA社製で自動走行に必要な即位システムやセンサー等を搭載したバスタイプの完全電気自動車です。 乗車定員:最大14名、最高速度:時速19㎞、充電時間:約4~8時間、走行可能時間:約8時間となっています。
*余談ですがフランスから船便で約一か月かかって日本に到着したそうです。
正面と後方は同じデザイン構造で前進から後進にはターンする必要はない前後同じ位置に運転操作盤があります。ただ日本では左車線走行義務のため国からは正面側にサイドミラー設置を義務付けられていると係員からの説明でした。
実際に乗った感じでは社内の車高は高くゆったりとして圧迫感はありませんでした。座席は少々硬めですがコの字型に配列されいて真ん中に乗降の扉がある構造です。
3.自動運転の仕組み
・車両の上部に「車両位置を測定する衛星測位システム」を設置しており高精度のGNSSを活用し、基地局と通信して位置情報を補正しながら数cm単位で車両の位置を正確に推定することが出来るそうです。また車両前後と側面に「障害物を検知する2種類のLiDAR」が埋め込まれています。周辺360度を監視する3D LiDARと路面24cm以上の高さの動きを検知する2D LiDARの2種類を使って障害物を検知します。
4.実証実験での運行シートベルト着用。いよいよ自動運転のスタートです。運転操作は安全のためセーフティオペレーターと保安員が乗務します。交差点での停止が必要な場合はオペレーターが手動に切り替え減速停止します。前方100m先までセンサーで認知。近くに障害物を認知したら自動で減速します。万が一の時は緊急停止ボタンで停止します。
私たちグループの時は前日のプログラムの不具合で次の健康プログラム体験会場のKICK施設構内での走行実験となっていました。公道が走行出来なかったのは残念でした。
5.健康プログラム体験
試乗の後はKICK2階会議室内で近くのフィットネスクラブピノス指導員のもと簡単な器具を使った運動を3サイクル行って汗をかきました。半円形ジェルボールのバランスどりが難しかった。また縄跳びは久しぶりで5回連続で飛ぶのがやっとでゴムチューブの引っ張りもかなり力がいりましたね。体力の衰えを実感して健康プログラムを終えました。
6.まとめ
今回の自動運転公道実証実験に参加してみて近い将来は運転手の健康と乗客の安全をサポートするシステムとして段階的に普及してくるものと思いましたが現段階は5ステージのまだ2ステージに入った段階だそうです(下図参照)
今回の実証実験を行っているのは「WILLER株式会社」(本社:大阪府大阪市 阪急スカイビル、京丹後鉄道や乗合バス貸切バス他 旅行事業運営)でMaaS(Mobility as a Service)事業をコンセプトにされています。
海外ではシンガポールで観光客向けと近隣住民用の自動運転バスが運行されています。
感想としてパソコンや携帯電話の普及のように今後数年の内に地域のコミュニティバスに代わってこれらの電気自動バスが全国の自治体で導入されていくものと感じました。大型自動車免許がなくても女性や高齢者のオペレーターで運行される時代がそこまで来ていると実感出来たのは大きな収穫でした。今後を見据えてこの事業活動に繋げられないか考えていきたいと思っております。
0 件のコメント:
コメントを投稿