2021/02/04

お墓じまい

 いつもお世話になっております。鍵甚のブログにお越し頂いて有難うございます。

こんばんは。久しぶりのブログです。あっという間に1か月が過ぎて2月に。昨日は立春でした。もうすぐ梅の開花の話題が出てくる季節になりました。コロナ緊急事態宣言発令の延長が決まりましたが皆さんコロナに気を付けて過ごしましょう。

さて今日はお墓じまいについて書いています。

昨年、10月末に淡路島にある5代続く先祖代々のお墓を「墓じまい」致しました。体が動ける間にと思って決断致しました。先祖代々のご先祖様への思いとこれからの新しい出発に思いをいたして行動致しました。日々考動と決断の連続です。

さて今日は「お墓じまい」についてそのプロセスを振り返ってみました。

先祖代々続くお墓を墓じまいするにはかなりの勇気とエネルギーが要ることをまず最初にお伝えしておきたいと思います。小職の場合は足掛け約2年ほど時間がかかりました。遠い淡路島の南あわじ市福良の菩提寺まで毎年1回のお墓参りに行くのがやっとかっとの事と遠いご親戚の方がお墓掃除をしてくれていつもきれいにお花を添えて頂いて感謝していましたがその方々も高齢と病気との戦いでご負担をお掛けしているのではないかという気持ちもあって、ずーと甘えていることは出来ないと思っていました。又、息子たちは奈良県や神奈川県に在住していて生まれ育ったのは枚方市で淡路島との縁も薄く将来、お墓守が負担になってくるのではと考えたりしていました。何とか元気で動ける間に今住んでいる京都にお墓を移すことも考えましたがお墓があるとまた誰か見守っていかないといけないという負担が次の世代にかかってきますので先祖代々のお墓を閉眼供養して更地にする選択を致しました。自宅の仏壇にある両親の位牌と先祖代々の位牌には魂が入っていますのでいつでもお参りは可能です。両親のお骨と先祖代々のお墓にあるお骨をどこに収めるかは難題でした。一つ一つ解決すべくお寺さんへのご相談から始め、そしていつもお墓をきれいにして頂いてる遠戚のご夫婦にも毎年の夏のお盆にお墓参りした時にご挨拶を兼ねてお伺いしてお墓じまいのお話をそれとなく話題にしながら進めました。菩提寺の住職にも相談しながら、マイ家族にもお正月や夏休みに帰省した時に相談しながら時間をかけて進めていきました。そして昨年秋になってコロナ禍の中で家族とはビデオ会議などで相談しながら併行して墓じまいの専門の石材店を探して相見積もりも取りながら知識と情報を集めていきました。ちょうど運よく淡路島にある老舗の石材店さんとご縁ができて信用もあり、価格的にもご協力いただけたのでお墓じまいの依頼をして昨年の10月末に無事にお墓じまいを済ませることが出来ました。当日は快晴でお天気にも恵まれて段取り良く進められました。ご先祖様の土(古いお骨は出てこなかった)と両親のお骨を菩提寺の永代供養墓に納骨を済ませて家族全員の健康と安全をお祈りして淡路島を後に致しました。



初代 鍵屋甚左衛門のお墓


2代目 鍵屋甚三郎のお墓

4代目 萩原富次郎・ため子両親のお墓





富次郎・ため子のお墓(側面)







菩提寺永代供養墓


永代供養納骨式


余談になりますが石材店さんの話では淡路島の墓石に「使われる石」は水分が多く含まれていて経年変化でもろくなって剥げやすいそうです。確かにご先祖様のお墓は年々刻印の文字が読みづらくなって石が剥がれてきていました。後々20年から30年もすれば・・・と思い自身の体の動くこのタイミングしかないかなと考えてお墓じまいをさせていただきました。

今年に入って私達のお墓はどうするか考えていた時、枚方市と精華町の中間にある「京阪名墓地公園」内の「先年オリーブの森」という新しい樹木葬スタイルの墓地を見学して手入れもよく環境もいいのでここならと気に入り、とんとんと話が進み、長男や次男にも知らせて1月末に契約を済ませました。お墓という古い怖いイメージとはかけ離れた洋風の公園スタイルの墓地で1000年オリーブの樹と500年オリーブの樹に囲まれた静かな庭園風の墓地です。私たちを含めて何体ものお骨を永代に亘って一緒に収められ供養されるのが良いのと他のお骨と合祀されないので家族だけで眠れるのが良いと思い契約に至りました。私たちがなくなった後は息子たちが判断すると思いますが選択肢が増えたことはいいのではないかと思っております。
まだまだ身体と健康に気を付けて仕事にテニスに励みたいと思っております。
本記事が皆様のご参考になれば幸いです。

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