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目次
はじめに
国勢調査の意義
令和2年の国勢調査は大正9年の調査開始から100年を迎え、節目の調査になります。国勢調査は行政を進める上で最も基本となる人口数や世帯数をはじめ、男女別・年齢別・産業別などの人口構造や世帯構成、居住状況を明らかにするために行われます。国勢調査員の任命とその役割について
国勢調査員になるには市町村の公募に申し込みを行い、厳重な審査のあと国勢調査員に選定され、国の総務大臣より任命されてはじめて国勢調査員になります。国勢調査員の身分は国家公務員(非常勤)となり、常に公務員としての自覚を持って行動することが求められます。又その役割は調査の対象となる人や世帯を漏れなく重複なくとらえる事です。受持ち調査区内の世帯とそこに普段住んでいる人を漏れなく調査する大切な役割が有ります。仕事内容
それでは国勢調査員の仕事内容を見ていきましょう。次に、役場から用意された「調査区要図(地図)」に巡回し易い順番を決めて世帯番号を符号していきます。別紙「調査世帯一覧表」の世帯番号欄に同じ符号を記入しておきます。
最後に、役場から受け取った「インターネット回答利用ガイド」と「マークシート調査票」と「調査票の記入のしかた」の冊子、「郵送提出用封筒」を<国勢調査のお願い>の大判封筒にセットしておきます。この時、必ず各書類の番号が同じであることを何回も確認しておくことが大切な作業になります。
世帯に配布する時には調査の趣旨をご説明し、知り得た情報は外部に漏らさない事と決められています。(守秘義務)
大切な個人情報なので自宅でも厳重に管理する事とされています。
訪問する時は「国勢調査員証」、「従事者用腕章」を身に着けて調査書類入れ袋を持ち歩くことが義務付けられています。
いよいよ9月14日(月)~9月20(日)に調査書類の配布です。調査区NO1=50部、調査区NO2=63部を一軒一軒配布していきます。ポストに投入はせずに必ず世帯人とお会いして世帯主の氏名と家族の人数を確認することが必要とされています。調査票の枚数が不足しないようにするためです。
ここからが大変です。調査票は重いし、日中は暑く、不在の家庭も多くてお会い出来るのは50%ぐらいです。その時は連絡メモに用件と次回訪問の日時を記してポストに連絡メモを投函しておきます。場合によっては夕刻に再訪問したり、不在の場合は連絡メモの投函を繰り返します。これによって帰宅後に電話を頂いたり直接に巡回中に声を掛けられる事も多くなって確実に調査票を配布していく事が出来ます。さらに土日の早い時間帯や夕方の買い物からの帰宅時刻をみはらかって再訪問してお会いできる事も多くありました。
10月1日(木)~3日(土)は「調査の回答はお済ですか」のパンフレット配布を各戸に実施。
10月1日(木)~10月7日(水)は調査票の回収を約束した世帯に訪問。
インターネットでの回答や郵送提出での回答を希望する場合はいずれも10月7日までに回答するように依頼します。
ここからがさらに大変です。10月8日(木)~10月15日(木)までは調査票未提出世帯の特定と調査票の回収に努めます。役場からのインターネット回答や郵送提出情報を照合しながら未提出世帯を改めて訪問して調査票の提出を依頼します。ごく一部の世帯でまだ記入されていない世帯には「調査票提出のお願い」と調査票を郵送提出封筒に入れて配布準備しておき再訪問の上、早急な記入の依頼をしていきます。なかなか根気のいる仕事です。どうしても記入してもらえない世帯については市町村役場の指導員に状況連絡をしておく必要があります。
最終作業は配布した調査票や回答状況を検査・整理・提出して完了となります。
コロナと調査業務
今回はコロナ感染予防の為、調査員は毎日の体温測定と世帯訪問時は必ずマスク着用と場合によってはフェイスシールドの着用を義務付けられています。それと会話は一定の距離をとって行うなどの制限が多くあります。各世帯には接触の回数を減らす為に出来るだけインターネットでの回答や郵送での回答を依頼しておくようにと国からの指示が出ています。
我々調査員も帰宅後は手洗い・うがいは守っています。
国勢調査員の仕事 ご苦労様です。
返信削除ありがとうございます。体調に気をつけてがんばります。
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