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このたび、約4年のアメリカ駐在生活を終えて日本に帰国することとなりました。これまでの駐在期間中、みなさまから頂戴したご支援に心より感謝申し上げます。この記事では、成田空港到着時の”唾液による抗体検査”についてご紹介します。この記事が、これから日本に帰国される方の、ご帰国時の不安を少しでも和らげられたら幸いです。そして、もしこの記事を気に入ってくださったならば、高評価、コメント、シェアをお願いします。
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目次
・まとめ
ロチェスター発、シカゴ経由、成田着。ANA NH11便
2020年8月21日の金曜日の早朝、ニューヨーク州のロチェスター空港を出発し、約2時間のフライトでイリノイ州シカゴのオヘア空港につきました。
そこで約4時間ほど休憩し、シカゴ現地時間の午前11時50分頃にシカゴ空港から東京の成田空港に向かいました。シカゴから成田まではANA NH11便でした。
機体はBoeing 777-300ER。機内の搭乗率は10〜20%ぐらいというところでしょうか。機内はガラガラで、「乗客よりも添乗員の人数が多いのではないか」と思うほどでした。
今回、生まれて初めてビジネスクラスに乗ることができました。興奮を抑えることができず、機内の様子をたくさん写真に撮ってしまいました。このときの写真や、ビジネスクラスの体験については後日別の記事でご紹介します。楽しみにされていてください。
次の写真は、飛行機の経路を示しています。Boeing 777-300ERはシカゴを飛び立ったあと、カナダを越えてアラスカまで飛び、そして日付変更線を越えて東京に向かいます。地球は丸いので、もしかしたらこの飛び方が最短の距離なのかもしれません。
質問表への記入。名前、生年月日、ここ最近の体調など
飛行機に搭乗してすぐに、添乗員からコロナウィルス検査に関わる質問表を渡されました。質問表は2種類あって、ひとつは赤くてもうひとつは黒です。赤い方には、乗客ひとりひとりの名前や生年月日、最近の体調などについての質問が書かれてありました。
ここ14日以内で発熱や咳、味覚障害、嗅覚障害がないか、など。その他にはコロナウィルスの感染が拡大している地域に過去14日間住んでいたか、などの質問もありました。この質問表から、日本の厚生労働省の検疫所がかなり厳しく検査している様子がうかがえました。
もうひとつの方には、日本に着いてからの滞在先と滞在期間、そして滞在先までの移動手段についての質問がありました。これは主に、日本に入国してからの14日間の自主隔離に関する質問と注意事項の説明のようなものでした。
こちらも搭乗してすぐに渡されましたので、その場ですぐに記入しました。こちらの質問表からも、”ウィルスの感染拡大を阻止する”という、厚生労働省の意志が感じられました。空港に到着してから、滞在先までは公共交通機関を使わずに移動しなければならないようです。
そこで私達家族は、成田空港でハイヤーを呼んでそれに乗ることにしました。ハイヤーの場合、公共交通機関と異なって不特定多数の人との接触を避けられるため、ハイヤーの使用は厚生労働省から認められていました。
唾液の採取、抗原検査、検査結果の通知
成田空港に到着してからは、唾液による抗原検査を受けるために、約1時間ほど待ちました。唾液は約1ml採取しなければ検査が難しくなるらしく、慎重に何度も採取しました。唾液の量が足りなくて再検査になるよりは、ここで時間を十分にとって確実に十分な量を取っておいた方がよいです。
唾液を採取したあとは、前述の質問表の回答についての確認や、14日間の自主隔離期間中の連絡先の確認、ラインによる体調フォローアップの説明などがありました。しかし、ラインによるフォローアップは日本の携帯キャリアのみしか対応していなかったようで、日本の携帯電話番号を持っていない場合は、ラインではなくメールでのフォローアップになるようでした。
そして検疫所からの説明をひととおり聞いたあと、約2時間ほど待ってようやく検査結果が出ました。結果は、全員陰性でした。事前に聞いた話だと、発熱や咳などの症状がなくても(無症状でも)検査結果が陽性になることもあったらしかったため、「もし陽性だったらどうしよう」などと少し不安になっていました。
しかし、その不安は杞憂に終わり無事全員陰性となりました。そのため、結果が出てから検査場を出ることができました。そしてこのあと、ようやく日本への入国審査が始まりました。
入国審査、税関通過、荷物受け取り、輸送物受け取り手続き
入国審査の際、これまでとは違って、入国審査官にコロナウイルスの検査結果が陰性であることを示さなければなりませんでした。先程の検査結果の緑色の紙とは別に、先程もう一枚赤色の紙が手渡されていました。
この赤い紙にも、検査結果が陰性であることが書かれていて、入国審査官にこの赤い紙を示さなければなりませんでした。この紙を入国審査官に見せると、その後の工程はいたって簡単でした。入国審査は、全く並ぶことなくスムーズに通過できました。
入国審査時には顔認証システムが使われていました。これが終わってから、入国時のスタンプが必要な人のみ、こちらから申し出てパスポートにスタンプを押してもらうようになっていました。
スタンプを押してもらったあとは、ロチェスターで預けていた荷物を受け取り、そのあと航空便・船便の荷物の受け取り手続きに進みました。この手続きを空港で行っておくと、航空便・船便の受け取りプロセスが早くなるようです。
まとめ
約4年のアメリカ駐在生活を終えて、ニューヨーク州のロチェスターから日本に無事に帰ってきました。成田空港到着時には、コロナウィルスに感染していないかどうかを確かめるために、唾液による抗原検査を行いました。
検査の結果は家族全員陰性でした。その後スムーズに日本に入国でき、ハイヤーを使ってホテルに向かいました。そしてこれからはホテルで14日間の自主隔離を行い、検疫所のフォローアップを受けることになります。
これまでの駐在期間中、みなさまから頂戴したご支援に心より感謝申し上げます。そして、コロナウィルスに対して、前線で奮闘されている皆様に心より感謝申し上げます。この記事が、これから日本に帰国される方のご帰国時の不安を、少しでも和らげられたら望外の喜びです。
もしこの記事を気に入ってくださったならば、高評価、コメント、シェアをいただけると幸いです。
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本当に本当にお疲れ様。無事に家族全員ことなく帰国出来良かった。良かった(^-^)これからのしばらくのホテル住まい何かと窮屈と思いますが次へのステップへの充電期間と思って頑張って下さい。それにしてもビジネスクラスとは良いなぁー\(^-^)/そしてスィーッ
返信削除美味しいそう(^-^)
コメントありがとうございます。ホテルで2週間の隔離生活はこれまで体験したことがなく窮屈そうですが、散歩を取り入れたりしてのんびり過ごします。ビジネスクラスは良かったですよ。
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